北海道コンサドーレ札幌 カーリングチーム 全農日本カーリング選手権決勝トーナメント プレーオフ結果

さて、予選リーグ全勝で決勝トーナメントに進出したコンサドーレカーリングチーム。

2月15日10時から予選2位のTM軽井沢とプレーオフを戦いました。

勝った方がそのまま決勝に進出できる大事な一戦です。

今までのコンサドーレカーリングチームの記事一覧

プレーオフ コンサドーレ対TM軽井沢

コンサドーレのメンバー

Fourth / 松村 雄太(マツムラ ユウタ)
Third / 清水 徹郎(シミズ テツロウ)
Second / 谷田 康真(タニダ ヤスマサ)
Lead / 阿部 晋也(アベ シンヤ)
Reserve / 相田 晃輔(アイタ コウスケ)

TM軽井沢のメンバー

Fourth / 両角 友佑(モロズミ ユウスケ)
Third / 岩井 真幸(イワイ マサキ)
Second / 宿谷 涼太郎(シュクヤ リョウタロウ)
Lead / 両角 公佑(モロズミ コウスケ)

プレーオフ結果


12345678910
TM軽井沢 000002010×3
コンサドーレ100300303×10

10-3という大差でコンサドーレがTM軽井沢に勝ちました!

コンサドーレ公式より

大差はつきましたが、序盤は緊張感あふれる、互いに正確なショットの応酬でほとんど点が入りませんでした。

1エンド後攻でコンサドーレが1点取っただけです。

その後、2、3エンドはブランクエンドで点が入りませんでした。

カーリングは後攻が有利なので、自分たちが後攻の時には2点取、先攻時には相手を1点で抑えることがセオリーなのです。

自分たち2点、相手1点、そう進めていけば最終的には自分たちが勝てますよね?

2点取れそうでなければ、ブランクエンドにして0-0にするのが普通です。

ブランクエンドとは最後のストーンを投げ終わって、ハウスにひとつもストーンがない状態のことです。どちらにも点は入りません。

次のエンドも自分たちが後攻になるので、次のエンドでまた2点取れるように試合を進めることができるのですね。

ストーンの配置によってはブランクにするのが難しい時もありますが、さすが両角兄選手は技術があるので自分たちが複数点取れないと判断するとブランクエンドにしていきます。

でも、どんなに上手な選手だってミスはするんですよね。

前回オリンピックの決勝戦 スウェーデン対アメリカの話

前回オリンピックの時のスウェーデンのエディン選手だってミスをしているんですよ。

少し話がそれますが、前回オリンピックの決勝戦での話です。

スウェーデンのエディン( Niklas EDIN )選手は世界最高のスキップと呼ばれています。金髪碧眼でカッコイイんですよ。

左端がエディン選手です↓

ワールドカーリングツアー日本大会公式HPより

これはワールドカーリングツアー日本大会でのチームエディンですね。

バイキングのユニフォームが派手派手でおしゃれですね。

ちなみに前回オリンピックはノースキャットはスウェーデンが優勝すると思っていたので、アメリカが優勝したのには驚きました。

アメリカは予選で、それこそ両角兄弟と清水選手のいたSC軽井沢クラブに敗れている相手です。

その時それほど強いとは感じなかったのに、結果的に金メダルを取ったのはアメリカでした。

スウェーデンのミスが多かったのです。

アメリカはプレーオフを勝ち進んできた勢いもありました。

それがオリンピックの魔物というものなんでしょうかね。

負けを覚悟したエディン選手が自分のラストストーンをくるりと一回転しながら投げたのには感動しました。

自分たちは負けて銀メダルなのに、悔しいはずなのに、お客様を楽しませるためにそんなパフォーマンスをするとは・・・。

なかなかできることではありません。

去年の全農日本カーリング選手権でロコソラーレのスキップ藤澤五月選手も同じことをやりましたが。(笑)

あの時はロコソラーレは中電にぼこぼこにされましたね。

今年はどうかな?

とりあえずプレーオフはロコソラーレが中電を破り、決勝進出しています。

明日は男子はコンサドーレ、女子はロコソラーレが決勝戦をプレーするということになりましたので楽しみが増えましたね。

ともかく、日本は北京オリンピックに出場できるように頑張らなければなりません。

男女ともに出場権をとって、前回女子ロコソラーレのようにメダルを取りたいものですね。

プレーオフ コンサドーレ対TM軽井沢  続き

話がそれてしまいましたが、プレーオフの続きに戻りましょう。

この試合、スキップ両角兄選手のミスが多く出てしまいました。

4エンドでコンサドーレが3点スチールした場面も、いつもの両角兄選手ならばありえないミスが出ました。

1投目はあまりに薄くて、相手に当たらずに自分たちのストーンだけを出してしまい、2投目は厚く当たりすぎ、芯で残ってしまいました。

2投とも両角兄選手のミスでした。それでコンサドーレに3点が入ったのです。

スチールで3点が入るというビッグエンドになりました!

スチールというのはですね・・・そもそもカーリングは最後の1投を投げられる後攻が圧倒的に有利なので、先攻のチームが点を取ることをスチールと言うのです。

最後に残ったストーンの位置がより中心に近い方に点が入るので、絶対的に後攻が有利ですよね。

スチールです。

しかも、3点。

これが本当に大きかったですね。

その前の3エンドでは両角兄選手の素晴らしい一投でブランクエンドにしたのですが、4エンドでミスが出てしまった・・・。

9エンドでも両角兄選手の信じられないスルーが出て、後攻のコンサドーレに3点が入りました。

ここで勝負は決まったのです。

この試合のスタッツです↓

コンサドーレ TM軽井沢
10 得点 3
(3) スチール (0)
88% ショット成功率 75%
86% ドロー 72%
89% テイク 79%

データ協力:北見工業大学

全体的にTM軽井沢の方がミスが多かった印象でしたね。

スタッツの数字にも表れていますね。

コンサドーレは全てで85%を越えてています。

ですが、この試合は互いにレベルの高いショットの応酬で、中立の立場で見ている人には楽しかったのではないでしょうか?

ノースキャットはコンサドーレを応援しているので、ハラハラドキドキでしたが・・・。

コンサドーレ公式より

ブラシで掃いてスイープし、ストーンを思ったところに止めるのも技術が必要です。

男子だとスイープすることでストーンの止まる位置を伸ばすことが出来ます。

男子はパワーがあるのでスイープするしないでメートル単位で違ってくるのです。

コンサドーレ公式より

あとはコールも重要です。

指示してスイープをうまく止めたり掃いたりして、自分たちの望む場所にストーンを持っていくのには、4人の技術とパワーとコールが全て合わさって成り立つものなのです。

コンサドーレ公式より

プレーオフに勝ったことで、コンサドーレはこのまま決勝進出することが決まりました!

相手は準決勝をSC軽井沢クラブと戦って勝利したTM軽井沢です。

またまたTM軽井沢と戦います。(笑)

3回目ですが、今度は接戦になると思います。

男子は明日2月16日10時から決勝戦です。

楽しみですね!

最後の試合です。

優勝し、笑顔で終わることができるといいですね。

全農日本カーリング選手権公式HPより

女子の決勝はロコソラーレ対中電です。

こちらも3回目の対決。

ここまで1勝1敗で来ていますから、本当に強いのはどちらだ対決ですかね。

女子はロコソラーレを応援します~!

女子は明日2月16日15時30分からです。

northcatのひとりごと

ここまできたら、絶対に優勝したい~!

いや、絶対優勝しましょう!

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